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~場面緘黙(ばめんかんもく)の経験と克服の記録~

まさか!場面緘黙と高所恐怖症の感覚の類似点とは?!「

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場面緘黙のつらさを説明してみます

「高所恐怖症まで行かなくても、高いところが苦手な人で例えてみよう」いっぱいいるだろうし

 

場面緘黙の辛さというものは、高いところが苦手な人でいうところの

「行ってきまーーす・・・」

こういうこと

 

要は毎日毎日恐怖を感じながら、高いところを通学しているようなものなのです。

そう考えると、もう嫌になってくるでしょ?

「おはよー」

「え、なんで黙ってんの?」

ビュオォォォォ!

 

 

で、そんな思いして必死に登校しているのに、高いところ得意な人が

「あそこ走ってみてよー」

「何でジャンプ出来ないの?」

「歩くの遅ッ!」

「足無いの?」

とか言ってきたら、

 

はらわた煮えくり返るでしょ?

 

そのつらさが場面緘黙でいうところの

「「あ」って言ってみてよー」

「なんで喋らないの?」

「もっと大きな声で言って!」

「口無いの?」

と同じ感覚なのです。

 

はらわた煮えくり返るでしょ?

 

 

 

 

場面緘黙の感覚は、高所恐怖症と似ている?! 

私たちが日常的に、当たり前に行っている「話す」という行為。

あまりにも当たり前すぎて、

「話せない」という感覚は、なかなか理解しにくいですよね。

 

場面緘黙の子たちの感覚をわかりやすく伝えるために、

当事者の方々は「のどに詰め物が詰まった感じ」など、様々な言い方を考えています。

 

私も、何か分かりやすい例えは無いものかと思考を巡らせ、

場面緘黙の感覚を、「高所恐怖症」で例えたマンガを描いてみました。

 

 高所恐怖症までいかなくても、「高いところは苦手だなぁ」という方も多いですよね。

そのため、初めてこのマンガをツイッターに上げた時は、沢山の方から共感を頂けました。

 

 

私自身、当時は自分がどう感じていたかわからず、上手く説明できなかったのですが、

大人になった今思い返してみると、話せなかったあの時の感情は、

「恐怖」でした。

 

いったい何に対して恐怖を感じていたのかわかりませんが、

頭が真っ白になる感覚や、声が出なくなってしまう感じ。

まさしく、高いところが苦手な人が、高いところに登ったときに感じる恐怖と同じだと思ったのです。

 

バンジージャンプから飛び降りるときの恐怖」に例えることも多いです。

 

※これは私自身が感じていた感覚なので、

場面緘黙の方全員がそうであるとは言い難いのですが、

多くの方に共感をして頂いたので、同じ感覚の方もいらっしゃることと思います。

 

 

私のツイッターでの発言まとめ

その時のツイッター上でのやりとりで私が言っていた言葉はこちらです↓

 

 

 

 

 

 

なかなか熱く語っていましたね。

あくまでも「私の場合は」ではありますが、

場面緘黙の方の「感覚」を知る上で参考にして頂けたらと思います。

 

 

最後に 

マンガ内で、「はらわた煮えくり返るでしょ」と書きました。

怒っている顔は、当時放送されていた「ポプテピピック」というアニメのパロディです。

演出というか、あまり悲壮感を出したくなくて、

当事者の方にもクスッと笑ってもらえるようにと思って描いたのですが、

 

「自分は言われた時、はらわた煮えくり返るというより、悲しい気持ちになった」という意見もありました。

 

実際に心ない言葉を言われ、

傷つき悲しんでいる当事者の方も大勢居ることを忘れてはいけないなと思います。